☆ハイローハート

ダイニングテーブルに座るように持ち上げられるとTシャツの上から胸に熱い息をかけられた


「あ、もう、理一ちょっと……っ」

って咎めてもどこ吹く風

「ここでシタくなった」

「……いや」

理一の動く指に反応する体は、正直

説得力なさすぎ……


理一はアタシの腰を引き寄せると「いやがってないじゃん」と笑いの混じった優しい声色を発し、確認するように視線を落とした

服をズラして交わってくる理一


『俺用にあつらえたみたいにしっくり……ぴったり……』
と言った声が思い出されて、アタシは思わず後ろに倒れそうになった体をテーブルに手をついて支えた


体同士が離れていかないように理一がアタシの背中を抱き寄せる


……この人、羊の皮を被った狼……やん
草食っぽい雰囲気と振る舞いに、すっかり惑わされた


でも、
そんなところも、
……好き


そんなアタシの思いを感じ取ったように理一がキスを送ってくる


その後に頬を寄せて耳元で「みさき」と名前を呼ばれて……


アタシ、理一のエッチの仕方……好き

色々と感情が上り詰めていくのがわかる


「あ……理一、あかん……」


思わず目をギュッと瞑って理一の腕をつかむと、更に加速されて頭ン中が白くなった……

残ったのは彼に対する愛しい気持ちだけ

そして、今理一がアタシと一緒にいてくれている事実を失ってしまわないように、足を、腕を、彼にきつく絡みつかせた