理一の指が耳を何度か行き来すると首に移動した
「首白い」
「髪の毛のおかげで日焼けせーへんもん」
なんとなくアタシはまた視線をテレビに戻した
暗い部屋でテレビの明かりだけの中、耳だの首だのなぞられてると、その手に擦り寄りたくなってくる
理一が背後で体を起こしたのがわかった
「なあ、みさき、これ見て」
と言われて振り返ると、両手をパーにしてアタシに見せている
……?
「何?」
「……こっち見てほしかっただけ」
理一はアタシの耳の後ろに手のひらを当てて固定すると、キスしてきた
もう、今日何度目??
盛りのついた猫みたい……
ずっと一緒のもの食べて、一緒のもの飲んでるから、二人の味が同じ……
いつも少しだけ激し目のキスをする理一だけど、はじめてめちゃくちゃゆっくり重なってくる
体をねじってるから体勢がキツイ
「体痛くない?」
理一が少しだけ唇を離して聞いてくるから「痛い……」と答える
これでキスも終わる……と思ったけど、理一はいつもアタシの予想を超えたアクションを起こす
「抱っこしたいから、こっち向いて」
……へ?
抱っこ??
腕をつかんでもちあげられて、お尻が浮く
「抱っこ好きだろ?
昨日の夜も、めちゃくちゃ俺に抱きついて寝てたし」
「うそ、朝起きたらアタシに抱きついてたのは理一やもん」
「お前が抱きついてくるから、抱きしめてやったのに……
ほら、早く」
とアタシの両腕を自分の首に巻きつかせるようにするから、アタシはソファーの前に膝立ちになった
「首白い」
「髪の毛のおかげで日焼けせーへんもん」
なんとなくアタシはまた視線をテレビに戻した
暗い部屋でテレビの明かりだけの中、耳だの首だのなぞられてると、その手に擦り寄りたくなってくる
理一が背後で体を起こしたのがわかった
「なあ、みさき、これ見て」
と言われて振り返ると、両手をパーにしてアタシに見せている
……?
「何?」
「……こっち見てほしかっただけ」
理一はアタシの耳の後ろに手のひらを当てて固定すると、キスしてきた
もう、今日何度目??
盛りのついた猫みたい……
ずっと一緒のもの食べて、一緒のもの飲んでるから、二人の味が同じ……
いつも少しだけ激し目のキスをする理一だけど、はじめてめちゃくちゃゆっくり重なってくる
体をねじってるから体勢がキツイ
「体痛くない?」
理一が少しだけ唇を離して聞いてくるから「痛い……」と答える
これでキスも終わる……と思ったけど、理一はいつもアタシの予想を超えたアクションを起こす
「抱っこしたいから、こっち向いて」
……へ?
抱っこ??
腕をつかんでもちあげられて、お尻が浮く
「抱っこ好きだろ?
昨日の夜も、めちゃくちゃ俺に抱きついて寝てたし」
「うそ、朝起きたらアタシに抱きついてたのは理一やもん」
「お前が抱きついてくるから、抱きしめてやったのに……
ほら、早く」
とアタシの両腕を自分の首に巻きつかせるようにするから、アタシはソファーの前に膝立ちになった



