理一はソファーに横向きに寝転がっていて、アタシはその前のローテーブルにお茶を置くとソファーにもたれかかりながら床に座った
「一人でいる割には、風呂場がキレイでびっくりした」
「……そう?」
「なんか、家もいつも片付いてるよな」
「なんか、掃除してなかったらイライラするねん」
「いいことじゃん」
褒められたみたいで、ちょっぴりくすぐったくなって三角座りすると、そのひざにあごを乗せた
夏前になって日が沈むのが遅くなったとはいえ、さすがに19時前になると暗い
「電気つける?」
「モンスター特集だし、つけなくていいんじゃねえ?」
「うん」
テレビの中ではゾンビと戦う聖職者が聖水の入ったコンドームを投げつけている
出演者を見ながらアタシは呟いた
「ジョージクルーニー……この時若いよなあ」
「この人?」
「うん……このタトゥーかっこよくない?」
「そうか??」
「理一がいつも見てる格闘技に出てくるファイターなんか、みんな悪趣味なタトゥーしてるやん」
「ま、確かに」
ちょっとだけ首を後ろに向けると、テレビ画面に照らされた理一の顔が見えた
理一がこっちを見ると、アタシの耳を指でなぞる
「こんなにピアスあいてたっけ?」
「こないだあこと一緒にあけた」
「仲イイね」
「左右3つずつ、あこと一緒やねん」
「ふーん」
「来月にはへそにもあける、……あこと一緒に」
「イタそ」
「一人でいる割には、風呂場がキレイでびっくりした」
「……そう?」
「なんか、家もいつも片付いてるよな」
「なんか、掃除してなかったらイライラするねん」
「いいことじゃん」
褒められたみたいで、ちょっぴりくすぐったくなって三角座りすると、そのひざにあごを乗せた
夏前になって日が沈むのが遅くなったとはいえ、さすがに19時前になると暗い
「電気つける?」
「モンスター特集だし、つけなくていいんじゃねえ?」
「うん」
テレビの中ではゾンビと戦う聖職者が聖水の入ったコンドームを投げつけている
出演者を見ながらアタシは呟いた
「ジョージクルーニー……この時若いよなあ」
「この人?」
「うん……このタトゥーかっこよくない?」
「そうか??」
「理一がいつも見てる格闘技に出てくるファイターなんか、みんな悪趣味なタトゥーしてるやん」
「ま、確かに」
ちょっとだけ首を後ろに向けると、テレビ画面に照らされた理一の顔が見えた
理一がこっちを見ると、アタシの耳を指でなぞる
「こんなにピアスあいてたっけ?」
「こないだあこと一緒にあけた」
「仲イイね」
「左右3つずつ、あこと一緒やねん」
「ふーん」
「来月にはへそにもあける、……あこと一緒に」
「イタそ」



