☆ハイローハート

「え?階段あがれるよ?」

エレベーターがやってくるのを待ちながらそう言うと、理一が「短いスカートなんか履いてるからだろ」とちょっと怒ったような声を出す

「しらねー男にパンチラサービスなんてしなくていんだよ」

開いたエレベーターの中に乗り込むと「大体、みさきは男にパンツ露出しすぎ」と思い出したように言う

もしかして、初めて会った時のこと言ってる??

「あ、あれは、見られたっていうか……
女の部屋に入るのにノックもせーへんのが悪い」

「こないだだってナルに見られてたじゃん」

「……見られたってゆうか、ナルの場合は故意に寝そべってのぞいてきたんやん」

「それが油断してんだよ
スカート履いてるって意識したほうがいいぞ?」

エレベーターを降りると、すぐそこに目的地


「あ~、お腹すいた」


と、理一の説教から逃れるように駆け足でミスドに入った


「アタシね、ポンデリングとフレンチクルーラーと、ダブルチョコ!
……と、オレンジジュース!」


理一にポイントカードを渡して、空いてる席を探しに行った


四人がけの空席を見つけて座ると、横に座っていた男の子がこっちをずっと見ている

子供特有の、遠慮のない視線


思わずその男の子を見返すと「お姉ちゃん、何歳?」と年齢を聞かれた

「え?」

「僕5歳、お姉ちゃんは?」

「女の子に歳きいたらあかんねんで」

とにっこり笑ってそう言うと、ちょっとだけ首を傾げた後……

「お姉ちゃんが5歳だったら、僕一緒に遊んであげてもいいよ?」

……って

ぷぷっ、かわいい~~

「ありがとう、何して遊んでくれるん?」