「あははー♪面白い程に上手く行ったねぇ?桜♪」 『…そうね。でもあんたにはまだ手伝ってもらうわよ?時雨。』 「…かしこまりましたお嬢様?」 『待っててね…アゲハ。今すぐ貴方にふさわしい女になるから…。』 その瞳に宿るのは 狂おしい程の恋慕の情と 切なげな彼女を想う、 慈愛の心。 登ろうとしているはずなのに。 彼女は落ちていく。 彼女を愛したがゆえに。