HELLO

待ち合わせの駅に向かうと、休日と言うこともあって人が多かった。

それに、時間も時間だ。

人ごみをぬうように歩きながら、私は片桐を探した。

人も多いし、時間も時間だ。

待ってなんかいないよね?

絶対帰っちゃってるよね?

そう思っていたら、その光景に目が止まった。

「――ウソ、でしょ…?」

柱にもたれかかっている片桐の姿があった。

私を5時間も待っててくれてたってこと?

信じられない気持ちで胸がいっぱいだった。

もう、てっきり帰っちゃってると思ったのに…。