HELLO

「ちょっ…」

話しかけようとしても時すでに遅しである。

機械音だけが鳴っていた。

「もーっ!」

一方的なんだから!

答えられなかった私も私だけど、一方的過ぎやしないか?

「参ったなあ」

今さらどっちかを断りたくないし、どうすればいいんだろう?

私は頭を抱えるしか他がなかった。


そして、日曜日を迎えた。

「おーい、まだかー?」

玄関から親太朗が呼んだ。

「ちょっと待って、もう少し」

私は肩までの黒髪をハーフアップにすると、バレッタでとめた。