HELLO

「あなた、女に苦労したことがないそうじゃないですか。

百合子ちゃんから、手当たり次第に女を口説いてるって聞きました。

私はあなたのコレクションの1人になりたくありません!」

怒りに任せて、とにかく片桐に言った。

彼は少し目を伏せた後、息を吐いた。

「そう言うことか」

片桐が呟くように言った。

そう言うことって、一体どう言うことなのだろう?

「女なら、とっくの昔に手を切った。

お前に会ったその日からだ。

それ以来女と過ごしてない」

片桐が言った。