HELLO

「頼む、今から病院にきて!」

百合子ちゃんが言った。

「えっ、百合子ちゃん?」

訳がわからなくて名前を呼んだ私に、
「早よきて!」

百合子ちゃんがそう叫んだかと思ったら、ブツンッと電話が切れてしまった。

「ちょっ…!」

勝手に切れてしまった携帯電話を見つめた。

「山崎さん、何かあった?」

さいマサさんが心配そうな顔で首を傾げて聞いてきた。

「いえ、何も。

お昼、行ってきます」

首を横に振って答えると、私はその場から離れた。