HELLO

自宅のドアを開けると、
「ただいまー」

私はリビングへと足を向かわせた。

「あんまデカい声出さんといてや。

頭に悪い」

うなるような声を出す親太朗に、私は買ってきたばかりの液キャベを差し出した。

新太朗は私の手から液キャベを受け取ると、
「おおきに」

ふたを開けると、液キャベに口をつけた。

「さっき薬局で佳歩さんに会ったわ。

飲み過ぎで液キャベのお世話になってること話したら、説教するって」

そう言った私に、
「うわーっ、行きとうないわ」

二日酔いが悪化したのか、新太朗は頭を抱えた。

「自業自得よ、液キャベのお世話になるくらい飲んだあんたが悪いんだから」

「でも酒はやめられへんねん」

そう言った新太朗に、私は呆れるしか他がなかった。