HELLO

ネタが古いのは今は気にしないでおこう。

あの人、元気にしてるかしら?

そんなことが頭の中を回ったけど、すぐに追い払った。

「婚約者がいたんだったら、最初ッから言えよ」

それだけ言うと、片桐が私たちの前を立ち去った。

彼が中庭を出たところを見送ると、
「めっちゃ疲れたわー!」

親太朗がドカッとベンチに座った。

「でもあれでいいんだよね?」

私は百合子ちゃんに視線を向けると、質問した。

「ああ、あれでええねん。

親太朗よーやったわ」

百合子ちゃんに褒められ、親太朗はうんうんと首を縦に振ってうなずいて返事をした。