HELLO

わあ、すっごーい…。

そう思うのも、無理はなかった。

だって……これ、年代ものじゃない?

車にあんまり詳しくないからわからないけど、ずいぶん懐かしいデザインだ。

70年代くらいかな?

ジーッと車を観察していたら、窓が開いた。

「何見てんだよ?」

そう言って顔を出したのは、祐二だった。

「あ、ごめん…」

この車、祐二のだったのね。

お医者さんは本当に儲かってるのね。

そんなことを思っていたら、
「ボサッとしてるヒマがあるならさっさと乗れ」

「へーい…」

私は大人しく助手席に座った。