私は陸君のクラスである5組へ向かった
「陸くー……んぎゃ」
誰かに腕を引かれた
「しぃーー」
口の前で指を立てる藍田
「何すんのよ」
私は自然と小さい声になる
眉間にシワをよせ
顎で5組を指す
5組を見ると
「好きです。付き合ってください」
陸君が告白されている現場を見てしまった
「何で私が隠れなきゃなんないのよ」
私達は壁に隠れている
「陸にコクってる奴さ
俺の元カノ
先週位かな?振ったんだ」
「なんで?」
私はキョトンとする
「ふっ。好きな奴ができたからさ」
「藍田に?」
顔を赤らめて頷く藍田
