REAL HOPE Ⅲ




「何か三年の女の人が呼んでるよ」




女の子はそう私に言うと、近くの自分の席に戻っていった。



三年の女の人?


この学校の三年に知り合いなんていた記憶なんかこれっぽっちもない。



もしかして私何かやらかした?

自分が気がつかないうちにやらかしてたのかも!?



なんて脳内プチパニックを起こしながら

シャーペンを置くと、少しばかりイスを引いて立ち上がった。