電話を終えたツカサは、こっちへ振り返ると 掴んでいた私の腕を離し、今だ怒りと悔しさで一言も話さない私に 「安心しろ。お前を傷付ける奴は俺達が許さねぇ」 その瞳はいつもと違い、 強く真っ直ぐ。 “ありがとう”そうノドまで出かけた時だった 「まぁ気にすんなよ!お前の胸なんか見ても誰も興奮しねーからさ」 もちろん私のありがとうなんて言葉は飲み込まれ ブチッと血管が切れる音とともに 「慰めになってないんだよ!このヘンッタイ!!!」