雑誌に載ってたケーキは、綺麗なカフェのチョコケーキセットだった。 バイクを走らせてその店までは、だいたい30分ぐらいで、冬の6時半だからか…辺りはすっかり真っ暗になっていた。 「お待たせいたしました」 お姉さんが私の前にケーキのお皿をちょこんと置いて、ハルマの前にブラックコーヒーを置く、 「ハルマは食べないの?」 「うん。俺はいいや」 「じゃあ一口あげるよ!」 フォークで一口分すくって、ハルマの前へと差し出す 「俺は大丈夫だよ、ジュンちゃん食べな。一応誕生日プレゼントって事だから」