「ジュンちゃんお菓子食べる?」 「あ、うん」 まだ開けていないスナック菓子を片手にハルマが私の隣に腰を下ろす その振動で、少しだけ軋むソファー。ギシリとスプリングが弾む音 ハルマはそのお菓子袋をわざわざ私に開けてくれるという優しさをみせる。 「はい」 「ありがとうっ」 「ジュン、俺にもよこせ」 久々に来たツカサが、ガラステーブルに置いてあるお菓子に手を突っ込んだ