「貝殻あるかな」 砂浜を見つめながらポツリと呟いた私に 「見えねぇだろ」 レツの呆れた声が上から聞こえてくる。 そりゃそうだ、夜だし見えるわけないよね 「探したかったなぁ」ブウブウ文句を言う私に 「また来りゃあいい」 「……」 そのレツの言葉に、私はだんまりしたまま返事をしなかった。 だってその約束は出来ないから…だから私は返事をしなかった。