上げたままの手をゆっくりと下におろすと そこに立っていた知らない人物に気が付く。 「村田ジュンさん。少しよろしいでしょうか」 スーツをビシッと着こなしたおじさんが私に軽く会釈をして視線に私を捕らえた。 いつか来るような気がしてた。ミサキの言ったとうり…いつか私の所に来るだろうと 「レツ様の件で、社長がお呼びです」 私はカラカラになった口から無理矢理ゴクリと唾を飲み込むと、高級すぎるその車に乗り込んだ。