今思えばむしろ、そんな自分のイメージダウンでうちの会社が潰れちまえばいいのにとか思ってたんじゃねぇか? ミサキは続ける。私はそんな話しに返事をする事もできず、ただ静かに聞いていた。 いくら親父がアメリカに行ってても、俺達の行動は24時間監視されてるようなもんだ。 だからレツが風神の総長になった事も知ってる。 もちろんお前と付き合ってる事もな。 「え……」 『だから帰ってきたんだろ。レツはもう三年だ、お前と付き合ってちゃ困るって事』 「なにそれ…どういう…」