REAL HOPE Ⅲ




「食う…けど………」




まるで何も無かったかのように


さっきの出来事は存在しなかったかのように………



レツは私に笑う。



だから思う。いつも私はレツに助けてもらっているのに


温かさをもらっているのに、私はレツに何もしてあげられない




レツの“何か”を吐き出させてあげる事すらできない