やっぱりこの人はレツのお父さんなんだ、と思ったのと同時に その寂しいくらいの冷ややかな言葉に、どれだけの大きな意味が込められているのか……… 私の胸に、なにかのモヤが掛かったかのように響く。 「社長、そろそろお時間です。」 はりつめられた空気の中、そう告げる声はキビキビとしていて 「あぁ」 “社長”その言葉に私の耳が傾いた。 いや、驚く話しじゃない。 あの家のデカさや、レツのお母様のセレブさを見たら レツのお父さんが社長でもおかしくない むしろ納得できる