「じゃあ、そろそろ行くね」
そう言ってソファから立ち上がり荷物を持って玄関に向かう
「…瑞音、これお父さんから…」
えっ…
母さんから渡された…小さな箱と一通の手紙…
「手紙は読むだけ読んであげて…その手紙仕事放棄するぐらい必死に書いてた…その箱のやつもいらなくても…とっておいて欲しい…」
あの人が仕事を放棄してまで…これを書いた?
それで…こっちは父さんからの初めての贈り物…
………今まで親っぽいことなんてしなかったあの人が…
あたしの事なんて眼中になかったあの人が…
「わかった…輝の家に着いたら読むよ…」
そう告げてあたしと輝は家を出た…
「瑞音ちゃん、よかったね…お母さんと仲直りできて」
そう微笑んでくる…輝
「…うん」
そして歩いて15分くらいして輝の家に着く

