-春香side- ひとつひとつ数字を確かめながら番号を押した。 「…よしっ。番号の間違いはない」 4回も確認したんだから、間違いなんてあるはずないんだけどさ。 いけー! 通話ボタンを押した。 『もしもし?』 うわ。長谷川君の声だ。 まぁこの番号、長谷川君のケータイのだし、当然だよね。 「あ…あの。高島ですけど」 『春香ちゃん?』 長谷川君の声がぱっと明るくなった。