水色王子とピンク姫



『雪佳はもっと、素直になればいーのにな』


「は?」


…切れた。


意味わかんねー。


たまに修吾は意味不明なことを言う。


[俺が素直になる]なんて、[恐竜が復活する]より無理なことだろ。


素直に……か。


できねーからこんなに苦労してんだろーが。


俺はため息をつきながら天を仰いだ。


空は雲ひとつない青天で。


なぜか心の奥が、少しチクッとした。