「もー無理…」 思わずしゃがんだ。 あたしはドロボー達がどんどん解放されていくのを息切れしながら見ていた。 この雪佳め! さっきまで寝てたのに! あたしの苦労が水の泡に! 許さない! 絶対捕まえる! …っと、その前に脱走した人をまた捕まえなくちゃ。 ゆっくりと立ち上がった。 「春香!」 香澄があたしの方に近付いてきた。 「ん?」 「まだ、櫻田君以外の人捕まえなくていーよ」