「あ、高島ー」


雪佳は立ち止まり、くるっとこっちを向いた。


「何?」


「…いや、何でも」


苦笑いをして、雪佳は階段を降りていった。


…変なの。


…ってか思ったんだけど、あたしは雪佳とどーゆー関係なんだろう。


幼なじみではない。多分。


だけど今日、まともな会話を久しぶりにした。


その会話からして、知り合い以上だと思う。


つまり知り合い以上、幼なじみ未満?


「…なんだそれ」


小さく呟いた。


幼なじみ未満って何だよ。


って、あたしももう戻らないとやばくない!?