水色王子とピンク姫



「…あれ?」


ナイ!


いつも前髪につけてたピンクのピンがナイ!


なんで!?


朝はまだついてた。


落とした!?


「高島、どーした?」


雪佳が、あたしの異変に気付いた。


「…ピンが、どっかいった」


ヤバイ。泣きそー。


多分あたしの目、めっちゃ潤んでるよ!


「ピンって、あの?」


「うん」


あたしが幼い時、雪佳に水色のピンをあげて、自分にもピンクのピンを買った。


それから今までずっと肌身離さず持ってたのに!