シズマサがそう言って指をパチンとならすと…
あーら、不思議。
あっという間に浴槽の中にって………
「なにこれ!?」
「優月がうるさいから」
「うるさいからってあんたね…」
何をどうやったのやら、浴槽の外に立っていた私はいつの間にやら浴槽の中に……
もちろん服は身に付けておりません。
「え、なに、ホントにどうやったのこれ」
「…悪魔だから」
「………」
「………」
「悪魔って言っときゃ何でも通ると思ってんでしょ」
「それがファンタジーの特権」
「言うなっ」
「にゃんっ」
「満月…」
満月が私の頬をペロペロと舐めてくる。
はあ…
いーわよ、いーわよ。
もう面倒くさいし、何でも。
但し!!
私は満月と一緒に入ってるんであって、決してシズマサと入ってるんじゃないんだからね!!
なんとなく、心の中で言い訳をしてみる。
この展開に脈打つ胸に気付かないフリをして。
続く!(ような気がする)


