「えっと…シズマサ大丈夫?」


「……殺す気なの」


「そんな大袈裟な……」


只今ベンチで休憩中。


「ねぇ、あの人カッコよくない?」
「え?ホントだ!超イケメン!」
「えー…あれ彼女?残念〜」
「行こ」


ギャル2人組がシズマサを見ながら話している。

むー…。シズマサ、ね。カッコいいよ。当たり前じゃない。
…私のシズマサなんだから!!


「優月」


「うひゃあ!!あ…な、何?」


「あれ」


シズマサの指差す方見ると……


「か、課長!?」


課長が1人で歩いていた。


「何で課長が……しかも1人…」


「優月、行くよ」


「行くって何処へ?」


「あいつに見つかると面倒だ」