アノ人と私。



すごぉい…



カメラの前でフラッシュを浴びているのは、他の誰でもない、カリスマモデルの小野海斗。


超かっこイイ★


で、私はその小野海斗に告白された…?


何でだろ。


何かまだ状況が読めていない私。


そんなコトを考えていたら撮影は終わり、小野海斗が私の方にかけてきた。



「ど~だった?」



「か、か、かっこよかったですっ。」



「よかった。で?付き合ってくれる気になった?」



「いや、あの…もうちょっと待ってくださいっ」



「じゃ、とりあえず俺と付き合ってみて、1ヶ月後に返事聞かせて?」



「あの、ホントに私で良いんですか?」



「俺はあんたがイイの。ってか、あんた名前は?」



は?
この男、知らなくてコクってきたの?
何か私の中での小野海斗のレベルがガクッと下がった…



「綾瀬瑠華です。」


「瑠華ね。りょーかい。俺の名前は…」