「ホームレスくん、寂しいんでしょ!? 自分で決めたことでもないのに……どうして無理矢理認めなきゃいけないの!?…………自分の気持ちに嘘までついてッ……」 「…………!」 ホームレスくんは目をまるくしている。わたしは気にせずいった。 「ホームレスくん。わたしと暮らそう……?」 同情? 違う。 わたしは知ってもらいたいの。 家族のいる、温かさ。