「サヨナラ」 そう静かに告げた君。 君の程よく筋肉がついた腕とか、 長いまつげとか、 ぬくもりとか、 ふと見せる真剣な表情とか、 何もかも全部、覚えているの。 忘れるわけない。 忘れられないの。 忘れるわけにはいかないの。 だってあなたは、わたしの大切な人なんだもん。