十人十色~君の声を聞かせて~







「……助けてあげたいとか、思ってんのかね」





「なーにー?」





「なんでもない」











制服に着替え終わった幼なじみがこっちを見る。









「……なんだよ」






「わたし、隼人がいてくれれば幸せだからね」






「…………は?」








なんだよ急にコイツは。