木刀や竹刀を手にしていったのなら、もう少し生存者がいそうなものだが…。
「普段使い慣れない奴が突然武器を持ったからって、急に強くなる訳じゃない。うまく使いこなせずにゾンビ達の餌食になったか、それとも上手く使いこなせてとっくに学校を脱出したか…」
紅が腕を組んで言った。
「で、どうします、この木刀」
要が紅に木刀を渡そうとするが。
「相沢が持ってたらよかろう。お前が見つけた木刀なんだ」
紅は差し出されたそれを要に押し返す。
「え…でも…」
男の自分が武器を持っているのに、女の紅に丸腰でいさせるのは何というか…。
「普段使い慣れない奴が突然武器を持ったからって、急に強くなる訳じゃない。うまく使いこなせずにゾンビ達の餌食になったか、それとも上手く使いこなせてとっくに学校を脱出したか…」
紅が腕を組んで言った。
「で、どうします、この木刀」
要が紅に木刀を渡そうとするが。
「相沢が持ってたらよかろう。お前が見つけた木刀なんだ」
紅は差し出されたそれを要に押し返す。
「え…でも…」
男の自分が武器を持っているのに、女の紅に丸腰でいさせるのは何というか…。