Escape from the DEAD

だが。

(このクラス委員も…)

紅は芹に視線を向ける。

「な、何よ…」

思わず身構える芹。

(口煩くてデカイ口を叩くだけかと思っていたが…肝が据われば強気な面がいい方向に働く…)

どうやら紅は彼女の評価も見誤っていたようだ。

足手纏いなどではない。

十分背中を預けるに足る『仲間』…。