要は芹を庇うように立つ。
せめて何か武器になるようなものを入手するまで交戦は避けたかった。
何せゾンビに噛まれた者は同じようにゾンビになってしまうのだ。
素手で殴り合うのは危険が伴う。
だが遭遇してしまった以上、そうも言っていられないか…。
「来生は俺の前に出るなよ。後ろに隠れて…」
要が言いかけた時だった。
「ひぃぃぃっ…いやっ…」
芹の様子がおかしい事に要は気づいた。
「来生?」
振り向いて芹の顔を見る。
「いやぁああぁあぁっ!」
途端に要の背中を押してゾンビの盾にし、芹は自分一人で踵を返して逃げ出してしまう!
せめて何か武器になるようなものを入手するまで交戦は避けたかった。
何せゾンビに噛まれた者は同じようにゾンビになってしまうのだ。
素手で殴り合うのは危険が伴う。
だが遭遇してしまった以上、そうも言っていられないか…。
「来生は俺の前に出るなよ。後ろに隠れて…」
要が言いかけた時だった。
「ひぃぃぃっ…いやっ…」
芹の様子がおかしい事に要は気づいた。
「来生?」
振り向いて芹の顔を見る。
「いやぁああぁあぁっ!」
途端に要の背中を押してゾンビの盾にし、芹は自分一人で踵を返して逃げ出してしまう!


