最後まで読んで頂き有り難うございます。

『Escape from the DEAD』をお送り致しました。



え?

話が中途半端で終わってる?

そうなんです。

この物語は『既に人類が滅亡へと向かっている』のです。

画期的な特効薬が発明されてゾンビ化が食い止められるとか、核ミサイルが撃ち込まれてゾンビの増殖がストップするとか、そういう『逃げ道』を考えずに執筆を開始しました。

つまりこの作品には、どこまで行ってもハッピーエンドはありません。

登場人物達は、ただ逃げ回り、戦い、そしてまた逃げる。

そんな絶望の繰り返し。

その絶望の中で何とか希望を探して足掻き続ける。

そういう物語なのです。

だからどんなに書き続けても中途半端。

続けようと思えば続けられますが、一旦ここで区切りとしました。

「きっとこの先も彼らは逃げ続けます」という終わり方しかないのです。

要も、紅も、芹も、小川も。

ずっとゾンビ達と戦い、逃げ続けるだけの物語。

そう考えると、とてもホラーだと思いませんか?



とはいえ、ちょっと中途半端すぎるといえばそうかもしれません。

もう芹は要達と再会する事はないのか。

小川は芹を守り続ける事ができるのか。

その辺りは、また僕の気が向けば書いてみようかなと思っています。