Escape from the DEAD

その車の渋滞のほとりをひたすらに歩く。

この渋滞は一体何キロ続いているのだろう。

行けども行けども車は列をなしている。

もし今日中に人のいる場所に辿り着けなかったら、この放置された車の中で一夜を明かすのもいいかもしれない。

車の中でなら、夜露をしのぐ事もできるだろう。

野宿をするよりは安全だ。

そう考えると多少は気が楽になった。

いつゾンビに襲われるか分からない屋外で、たった一人で休息などとてもとる気になれない。

打ち捨てられた車でも、閉じこもる事ができるだけマシだった。