Escape from the DEAD

無目的のまま彷徨うのは危険だ。

(とりあえず人のいる所…避難所みたいなのがあれば…)

自ら選んだ孤独とはいえ、誰の気配も温もりもないという事に芹は免疫がない。

単独行動を選択しながらも他人との接触を求めるという支離滅裂な行動。

口煩くも快活な、かつての面影も今はない。

とぼとぼと一人流離う芹。

今、ゾンビの襲撃を受ければ大した抵抗も出来ぬままに食い殺されるのではないか。

そう思えるほどに、彼女は生きる事への渇望を失っていた。