Escape from the DEAD

(どこへ向かおう…)

あてどもなく歩を進める。

要達と別れた事で、芹には目的がなくなっていた。

そもそも学校から脱出して以降、目的などない。

身の安全を確保しながらの逃避行。

目的もなければゴールもない旅。

一人になる事で、それはより不明確になる。

ただ生き残るだけの旅。

要達と共にいる事で執着していた『生』も、今の芹は曖昧だ。

だが幸か不幸か、夜の間はあれ程群がっていたゾンビの姿も今は見受けられない。

新たな獲物を見つけてそちらに行ったのか、さしあたっての危険はなかった。