Escape from the DEAD

要の気を引きたかったのか。

自己嫌悪の果てに要から離れたくなったのか。

実際の所、どちらなのかは自分でも分からない。

昨夜、射撃の練習をしながら自問自答を繰り返し、弾丸と共に己の内面を吐き出し、夜が明けると同時に行動に出た。

単独行動する事の危険性は、十分に理解しているつもりだ。

決して自暴自棄になっているつもりはない。

だから屋敷から銃や弾薬も拝借してきている。

射撃の技術もしっかりと習得してきたつもりだ。

おいそれとゾンビどもの餌食になってやるつもりはない。

それでも、芹の実力及ばず追い詰められる事があったら…。

最早誰も彼女を助ける者はいない。

結果として死ぬ事になるのならば、それも致し方無しか。

彼女はそんな風に考えていた。