そういう打算的な考えだから、要も紅の方になびいたのかもしれない。
自嘲しながら芹は歩く。
要が紅と親しげに会話を交わす度、ずっと嫉妬と苛立ちに心乱していた。
たまたま助けてもらっただけで勝手に好意を抱いただけなのに、独占欲から要を手放したくなくて、紅に辛く当たったりもした。
人間は追い詰められると本性が出るという。
こんな世界の終わりのような状況になって、芹は自分の化けの皮が剥がれたような気がする。
優等生で品行方正で、誰にでも平等に接すると思っていた自分。
しかしその真の素顔は、こんなに醜くも自己中心的な人間だったのだ。
自分でも嫌悪するくらいに。
自嘲しながら芹は歩く。
要が紅と親しげに会話を交わす度、ずっと嫉妬と苛立ちに心乱していた。
たまたま助けてもらっただけで勝手に好意を抱いただけなのに、独占欲から要を手放したくなくて、紅に辛く当たったりもした。
人間は追い詰められると本性が出るという。
こんな世界の終わりのような状況になって、芹は自分の化けの皮が剥がれたような気がする。
優等生で品行方正で、誰にでも平等に接すると思っていた自分。
しかしその真の素顔は、こんなに醜くも自己中心的な人間だったのだ。
自分でも嫌悪するくらいに。


