「さ、行こう」
要を伴って屋上のドアへと歩いていく紅。
と。
「ち、ちょっと待ちなさいよ!」
二人を呼び止めたのは芹だった。
「貴方達わかってるの?階下にはゾンビが…」
「クラス委員は引っ込んでろ。校則や常識を遵守して守られる世界はとうの昔に崩壊したんだ」
紅が切れ長の瞳で芹を見据える。
その視線に圧倒される芹。
「来生…悪い事は言わないからお前はここにいろ」
要が言う。
「食料や脱出ルートが見つかったら戻ってくる。それまではここにいた方が安全だ。大人しく待っててくれ」
要を伴って屋上のドアへと歩いていく紅。
と。
「ち、ちょっと待ちなさいよ!」
二人を呼び止めたのは芹だった。
「貴方達わかってるの?階下にはゾンビが…」
「クラス委員は引っ込んでろ。校則や常識を遵守して守られる世界はとうの昔に崩壊したんだ」
紅が切れ長の瞳で芹を見据える。
その視線に圧倒される芹。
「来生…悪い事は言わないからお前はここにいろ」
要が言う。
「食料や脱出ルートが見つかったら戻ってくる。それまではここにいた方が安全だ。大人しく待っててくれ」


