Escape from the DEAD

自衛隊員が指差す。

「あそこに階段がある。非常時に高速道路から一般道へと降りる為の石段だ」

バス停のようになっている高速道路の脇。

そこには鉄扉があり、確かに階段らしきものが続いていた。

「あそこから下に下りろ。我々が牽制しているうちに」

他の自衛隊員達も、既にゾンビに対して発砲を開始していた。

…相手は不死の化け物だ。

自衛隊の装備とはいえ、どこまで通用するのかは分からない。

しかし彼らは国防の為に志願した『兵士』。

国民を守る事が任務だ。

やれる事をやらなければならない。

それが絶望的な状況だとしても。

「さあっ、行け!」