「篭城ってのは物資が豊富な場合に有効な方法だ。だけどこの屋上には食料もない…いずれ飢えと渇きに耐え切れず、ここを出なければならない時が来る。その時にはバリケードの向こうは、手がつけられないほどの数のゾンビがいるかもしれないぜ?」
要の意見は尤もだった。
が。
「じゃあ他に何かいい方法があるっていうのか?生き残った皆を危険に晒さない方法が!」
理詰めで押し切られ、篭城派の生徒がいきり立つ。
「そうだ!偉そうに言いやがって!」
「デカイ口叩くんなら代替案くらい準備してるんだろうな!」
危機的状況、突破口もない。
生き残りの生徒達は、皆苛立っていた。
その苛立ちの矛先を、要に向ける。
要の意見は尤もだった。
が。
「じゃあ他に何かいい方法があるっていうのか?生き残った皆を危険に晒さない方法が!」
理詰めで押し切られ、篭城派の生徒がいきり立つ。
「そうだ!偉そうに言いやがって!」
「デカイ口叩くんなら代替案くらい準備してるんだろうな!」
危機的状況、突破口もない。
生き残りの生徒達は、皆苛立っていた。
その苛立ちの矛先を、要に向ける。


