目を開けると、
スポットライトを浴びた悠と私。
悠はガッツポーズをしながら
振り返り、
両手でハイタッチ。
ワケがわかんないままハイタッチ
して、再び舞台中央へ。
きっと今の私、一番マヌケ面
してると思う。
“おめでとう!!”と司会者に
言われてもまだピンとこなくて
浴びるライトがやけに
眩しかった。
マイクを向けられた悠は冷静に
喋ってる。
『ありがとうございます!ずっと夢見てた甲子園で優勝できて嬉しいです!』
審査員を務めたタレントからの
トロフィー授与は私だった。
司会者からは、突然何を思ったのか
“2人はお付き合いされてるのかな?
それともただのクラスメート?”
との質問勃発。
頭が回らない私はただ1人赤面してる。
そしたら悠は『ちょっといいですか?』
って進行役に耳打ちしてマイクを
もらった。

