病室の外へ連れ出してくれたのは 他の誰でもない、悠だった。 廊下に出るなりボスッと頭を撫でられ、 『お前泣きすぎ』って。 わかってるよ。 気持ちとは真逆に体が反応しちゃうん じゃんか…。 でも、再び悠の温かい手が髪に 触れた時。 『でもよく頑張ったな。みんなの気持ち ちゃんと代弁してくれたんだよな。』 目を細めて微笑む悠に私はまた 泣きついた。 最近、私はめっぽう泣き虫だ…。 強く構えていたいのに。 笑顔で不安を取り除いてあげたいのに。 悠の前だと泣いてばっかだ。 情けない…。