『バカ。お前がつぶれちゃ意味ねぇだろ。誰もそんなこと望んじゃいない。』
先輩の言う通りだ。
『でもまぁ、俺も竹中の立場だったらちょっとくらい無理するかもな。』
『えっ?』
『ハハハ。チームリーダーとして、少しは気持ちわかるぞって話。でも、俺と今の竹中は状況が違う。これ以上自分の体大切にしないと、強制的に何回でも病院連れて行くからな。』
廊下の壁に張り付いて盗み聞きしてる
私たち。
先輩…優しすぎます…!
きっとタケもそう感じてるはず。
『病院には…ちゃんと行きます。』
『俺の送り迎え付きでね。』
『えっ!?いや、大丈夫ですよ。私…、そんな信用ないですか?』
『……バカ。心配なんだ。俺がそうしたいの!わかった?』
『は、はい…!でも、無理しないでくださいね?大学を優先してください。』
『無理してんのは竹中だろ~?』
ヒャッヒャって笑う先輩の隣で
赤くなるタケはとても可愛く、
女の子になっていた。

