でも、どうしてこの時、
気付いてあげれなかったのかな。



タケの苦しみを
この時の私たちに理解できただろうか。



バカみたいに笑って、
バカみたいに踊って、
共に汗を流した、
無二の存在だったのに。



『何か隠してると思う。』



私だけにそう言ってくれたのは
悠だった。



タケが、私たちに言えないこと…?



『俺、前から少し気になってたんだけどさ。』



耳元で悠が囁く。



2人して目が合った。



『悠も?私も気になってた!』



きっとそうだ。
絶対、関係ある…!!